大阪狭山市、富田林市、河内長野市にあるこうち歯科金剛おとなこども矯正歯科です。
歯科治療における金属アレルギー
金属アレルギーとは、金属が体内でイオン化し、それが皮膚や粘膜と反応することでアレルギー症状を引き起こすことです。
歯科治療で使われる**詰め物や被せ物(銀歯)**が原因になることもあります。
歯科での金属アレルギーの症状
口の中の症状
- 口内炎が頻繁にできる
- 舌がヒリヒリする(舌炎)
- 歯ぐきが腫れる、ただれる
- 口の中に金属の味を感じる
口の外の症状(全身症状)
- 手や指の湿疹、かゆみ
- 顔や首に赤みやかぶれ
- 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)(手のひらや足の裏に水疱ができる)
- アトピー性皮膚炎の悪化
- 頭痛、倦怠感
→ 歯の治療で使われた金属が、全身の皮膚トラブルの原因になることもあります。
金属アレルギーを引き起こしやすい歯科用金属
以下の金属が特にアレルギーを引き起こしやすいとされています:
- ニッケル(合金によく使われる)
- コバルト(金属床義歯に含まれる)
- クロム(一部の入れ歯やブリッジ)
- パラジウム(銀歯やクラウンに含まれる)
- 水銀(古いアマルガム修復)
特に「パラジウム」は、保険診療で使われる「金銀パラジウム合金(いわゆる銀歯)」に含まれており、アレルギーの原因になることがあります。
金属アレルギーの検査方法
① パッチテスト
皮膚に金属を貼り付け、48時間後に反応を見る検査。アレルギーの有無を調べるのに有効。
② 金属アレルギーの血液検査(LTT検査)
血液中の免疫反応を調べる方法。より詳しくアレルギーの有無を知ることができる。
➡ 皮膚科やアレルギー専門のクリニックで受けられることが多い。
歯科での金属アレルギー対策
① メタルフリー治療(ノンメタル治療)
金属を使わない治療方法を選ぶことで、アレルギーのリスクを減らせます。
② 保険診療でできる金属アレルギー対応
2022年4月から、条件を満たせば「CAD/CAM冠」という**白い被せ物(ハイブリッドセラミック)**が保険適用になることがあります。
➡ 「金属アレルギーがある」と診断されれば、前歯・小臼歯・大臼歯にも適用できる可能性がある。
③ 既に金属の詰め物がある場合
- 金属をセラミックやレジンに交換する(メタルフリー治療)
- 皮膚科で金属アレルギーの診断書をもらうと、保険適用の治療が可能になることもあります
口の中の金属アレルギーが気になる場合は、歯科と皮膚科の両方で相談すると安心です! 😄
お近くのわだ皮膚科さんと提携していますので、ご紹介させていただきます。
📍 こうち歯科金剛おとなこども矯正歯科
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⏰ 診療時間:9:00~18:00(休診日:木・日・祝)