こんにちは!今回は、歯科で注目されている最新の治療法であるインプラント抜歯即時荷重についてご紹介します。
抜歯後すぐにインプラントを埋入して、さらにすぐに仮歯を装着できる治療法です。
この方法には、通常のインプラント治療と比べてさまざまな利点があります。
インプラント抜歯即時荷重治療の特徴
インプラント抜歯即時荷重(Immediate Load Implant)治療は、歯を抜いたその日にインプラントを埋入し、さらに仮歯を装着する方法です。
通常、インプラント治療では、インプラントを埋入した後、一定期間(数ヶ月)骨とインプラントがしっかり結びつくまで待つ必要がありますが、
抜歯即時荷重治療ではその待機期間を大幅に短縮できるのが大きな特徴です。
治療の流れ
- 歯の抜歯:まず、抜歯が必要な歯を慎重に取り除きます。
- インプラントの埋入:抜歯後の歯槽骨にインプラントを埋めます。
- 仮歯の装着:インプラントが埋入されたその日に、仮歯を装着します。
- 骨の結合:数ヶ月後、インプラントと骨が完全に結びつき、最終的なクラウン(被せ物)が装着されます。
インプラント抜歯即時荷重治療のメリット
1. 治療期間が短縮される
通常のインプラント治療では、インプラントの埋入後、数ヶ月待って骨とインプラントが結びついてから最終的な歯を取り付けますが、即時荷重では仮歯を早期に装着することができるため、治療期間が大幅に短縮されます。これにより、患者さんは見た目や機能を早期に回復できます。
2. 外見が早く改善される
抜歯後に仮歯を装着することで、治療が始まったその日から見た目が改善されます。特に前歯のような目立つ部分の治療では、見た目が気になることが多いため、このメリットは非常に大きいです。
3. 快適な生活が早期に送れる
インプラントを埋入して仮歯を装着することで、患者さんは治療後すぐに食事や会話が可能になります。特に、噛む機能を早期に回復できるため、日常生活に支障をきたしにくいのが特徴です。
4. 骨の吸収を防ぐ
抜歯後、歯がない状態が続くと、歯を支えていた骨が痩せていくことがあります(骨吸収)。即時荷重治療では、インプラントが骨にしっかりと接することで、骨吸収を抑えることができるため、骨の健康を守ることができます。
インプラント抜歯即時荷重治療のデメリット
1. 適応症が限られている
すべての患者さんに適用できるわけではありません。骨の状態や健康状態によっては、即時荷重治療が適さないことがあります。特に、骨量が不足している場合や、感染のリスクが高い場合は、適応外となることがあります。
2. 手術の難易度が高い
インプラント埋入と即時荷重の仮歯装着を一度の手術で行うため、技術的には難易度が高い治療法です。手術における精度が求められるため、経験豊富な歯科医師による治療が必要です。
3. 長期的な結果に注意
即時荷重治療では、治療後すぐに仮歯を装着するため、インプラントが骨と結びつく過程で微細な動きがあると、最終的な歯に影響を与える可能性があります。適切なケアとフォローアップが必要です。
インプラント抜歯即時荷重治療の適応症
- 歯の状態が比較的健康である場合:抜歯が必要でも、歯の根や周囲の骨が健康であれば、即時荷重が可能です。
- 骨が十分にある場合:インプラントがしっかりと支えられるだけの骨量があることが前提です。
- 感染がない場合:抜歯後に感染がない状態であれば、インプラント治療が適しています。
インプラント治療を検討している方は、ぜひこの方法についてもご相談ください!😊
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