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小児の舌圧測定とは?目的・保険適用・正常値の目安を解説!
お子さまの歯並びや発音、食べる力に関して気になることはありませんか?
そんなときに注目されているのが「舌圧(ぜつあつ)」の測定です。これは舌の力を数値化し、お子さまの口腔機能の発達を評価する大切な検査のひとつです。
今回は、小児歯科でも行われている舌圧測定について、その目的や保険適用の有無、正常値の目安などを解説します😄
舌圧ってなに?
舌圧とは、舌が上あごに押しつける力のことを指します。
舌は話す、食べる、飲み込むといった日常の動作に欠かせない筋肉です。特に小児期は、舌の機能が成長にともなって発達していく重要な時期です。
この舌の力が弱いと、以下のような影響が出ることがあります:
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うまく食べ物を飲み込めない(咀嚼・嚥下の問題)
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発音が不明瞭になる
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口呼吸や開咬などの不正咬合
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歯並びが悪くなる原因にも
こうしたトラブルを早期に発見し、適切な対応をとるために、舌圧の測定が行われています。
舌圧測定の目的
舌圧測定の主な目的は以下の通りです:
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口腔機能発達不全の評価
→ 舌の力が弱いと、飲み込みや発音、歯並びに悪影響が出ることがあります。 -
矯正治療や発音指導の参考
→ 舌の力と位置は歯並びや噛み合わせにも関係しています。 -
口腔機能発達支援プログラムの立案
→ 舌や口の筋肉を鍛えるトレーニングを行う際の基準になります。
保険は適用される?
はい、保険適用されるケースがあります。
「口腔機能発達不全症」と診断された小児(概ね6歳〜18歳未満)が対象で、医師の判断によって舌圧測定が必要と認められた場合に、保険が適用されます。
また、2020年4月の診療報酬改定で、「口腔機能発達不全症」という疾患名が保険の対象となり、舌圧測定や訓練(MFT:口腔筋機能療法)が評価されるようになりました。
舌圧の正常値・平均値は?
一般的に小児の舌圧の正常範囲は以下の通りとされています:
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小学生(6~12歳):約15〜30 kPa(キロパスカル)
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中学生以降(13歳〜):成人に近づき、30〜40kPaが目安
※使用する測定機器や測定方法により多少の違いがあります。
舌圧が20kPa未満の場合は、注意が必要とされ、舌機能訓練の対象になることがあります。
測定はどうやって行うの?
「舌圧測定器(ジェットシステムなど)」を使用し、専用のバルーンを舌で押して測定します。痛みは全くなく、数秒で終わる簡単な検査なので、小さなお子さまでも安心して受けられます。
舌圧が弱かったらどうするの?
舌圧が弱いと判断された場合、「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれるトレーニングが行われます。
例えば:
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舌を正しい位置に置く練習(スポットポジション)
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飲み込みの練習
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発音訓練
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舌や口の体操
継続して行うことで、舌や口の筋力アップが期待できます。
まとめ
舌圧測定は、お子さまの口腔機能の発達を確認するうえで非常に重要な検査です。
「よく噛めない」「歯並びが心配」「滑舌が悪い」と感じたら、一度歯科で舌圧測定を受けてみることをおすすめします。
保険適用される場合もあるので、気になる方はぜひご相談ください😊
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