大阪狭山市、富田林市、河内長野市にお住いの皆様こんにちは!こうち歯科金剛おとなこども矯正歯科です🦷✨
【要注意】部分矯正ができないケースとは? 解説します
「前歯の見た目だけ気になるから、部分矯正でサクッと治したい」
「短期間・低価格で歯並びをきれいにしたい」
このようなご希望を持つ患者さまは少なくありません。部分矯正(前歯だけの矯正)は、見た目の改善に効果的な方法の一つですが、すべての症例に適用できるわけではありません。
今回は、部分矯正ができないケースと、その理由を歯科医師の視点から分かりやすくご紹介します。
■ そもそも部分矯正とは?
部分矯正とは、全体の歯並びではなく、一部の歯(多くは前歯)に限定して行う矯正治療です。使用する装置はワイヤーやマウスピース(インビザラインGoなど)で、治療期間は通常3〜9ヶ月程度と短く、費用も全体矯正に比べて抑えられます。
ただし、“見える部分だけを動かす”という制限があるため、土台となる噛み合わせや奥歯の位置が不安定な場合には適応できません。
■ 部分矯正ができない代表的な例
以下のようなケースでは、部分矯正が難しいことが多く、全体矯正を検討する必要があります:
1. 噛み合わせに大きなズレがある場合
前歯だけをきれいに並べたとしても、上下の噛み合わせが大きくずれていると、正しい咀嚼ができず、顎関節症や歯の摩耗を引き起こすリスクがあります。
→ 全体的な噛み合わせを調整する全顎矯正が必要です。
2. 歯のねじれ(捻転)が強い場合
歯が90度近く回転しているようなケースでは、前歯だけを動かしても理想的な位置には戻りません。周囲の歯や骨格のサポートが必要になります。
→ 部分矯正では対応が難しいケースです。
3. 奥歯の位置がズレている場合
奥歯の噛み合わせが崩れていると、前歯を無理に動かしてもすぐに元に戻る(後戻り)リスクがあります。前歯の並びは奥歯の位置に大きく左右されます。
→ 全体のバランスを整える必要があります。
4. 重度の叢生(がたつき)がある場合
前歯が強く重なっている場合、単純に並べるだけではスペースが足りず、抜歯や奥歯の移動が必要になることがあります。
→ 部分矯正ではスペース確保が難しいため、非適応です。
■ 部分矯正の適応になるのはこんな人
逆に、以下のようなケースでは部分矯正が適応となる可能性があります:
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軽度の前歯のズレや傾き
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過去に矯正した歯が少し後戻りしてしまった場合
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全体の噛み合わせがすでに安定している
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奥歯の位置に問題がない
このように、「軽度で明確な目的」がある方には、部分矯正は非常に有効な選択肢です。
■ まとめ:部分矯正は“なんとなく”では選ばないで
部分矯正は手軽な印象がありますが、適応を誤ると噛み合わせの悪化や後戻りなどのトラブルにつながることがあります。
だからこそ、治療を始める前には精密な診断とシミュレーションが必要不可欠です。
「部分矯正でできるか知りたい」「まずは相談したい」という方は、お気軽に矯正相談をご予約ください😊
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