大阪狭山市、富田林市、河内長野市にお住いの皆様こんにちは!金剛駅前にある、こうち歯科金剛おとなこども矯正歯科です🦷✨
舌がヒリヒリ、ピリピリ痛い…それ、舌痛症かもしれません
「舌がヒリヒリして痛いのに、見た目は何ともない」
「食事の時は少し楽になるけれど、ずっと違和感が続いてつらい」
こういった症状でお悩みの方が、実は少なくありません。もしかすると、それは**「舌痛症(ぜっつうしょう)」**かもしれません。
舌痛症とは?
舌に明らかな病変や異常がないにもかかわらず、慢性的な痛みやヒリヒリ感を感じる病気です。
特に中高年の女性に多くみられますが、性別や年齢に関係なく誰でも発症する可能性があります。
症状としては以下のようなものがあります:
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舌の先端や側面のヒリヒリ、ピリピリとした痛み
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灼熱感、しびれ、つっぱり感
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食事中は症状が軽くなり、安静時や就寝前に悪化しやすい
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見た目や舌の形状には異常が見られない
原因は?
舌痛症の原因は一つではありません。多くの場合、複数の要因が関係しています。
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ストレスや不安、うつ状態などの心理的要因
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神経の過敏性や感覚異常
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ホルモンバランスの変化(更年期など)
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ビタミンB群や鉄分の欠乏
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ドライマウス(口腔乾燥)
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入れ歯や詰め物など、口腔内刺激による影響
歯科では、こうした口腔内の物理的要因の除外や、症状の正確な把握を行うことができます。
歯科でできること
当院では、舌痛症の可能性がある患者さまには以下のような対応を行っています:
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まずは舌や口腔粘膜の視診・触診による他疾患の除外(口内炎・カンジダ症・舌がんなど)
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入れ歯や補綴物が刺激になっていないかの咬合調整や修正
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口腔乾燥の評価と保湿剤の提案
治療と対処法
舌痛症の治療は、症状を和らげること・ストレスを軽減すること・生活習慣を整えることが大きな柱になります。
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ビタミン・鉄の補給
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唾液の分泌を促すケア(口腔保湿ジェルなど)
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抗不安薬・神経系の薬の使用(必要な場合)
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カウンセリングや心理的サポート
長期間続く症状であるため、焦らずに取り組むことが大切です。
舌痛症の方が日常生活で気を付けたいポイント
① 刺激物の摂取を控える
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辛いもの、酸味の強いもの(唐辛子、レモン、酢など)
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熱すぎる飲食物
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アルコール、炭酸飲料
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カフェインの過剰摂取(コーヒー・紅茶など)
→ 舌の粘膜を刺激して、痛みが強くなることがあります。
② 口腔内を清潔かつ優しく保つ
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歯磨き粉は低刺激・無香料のものを使用(SLS=ラウリル硫酸ナトリウム無配合など)
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柔らかめの歯ブラシで、舌に直接ブラッシングしない
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うがい薬もアルコールフリー・低刺激のものを選ぶ
③ 舌の乾燥を防ぐ
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十分な水分補給(こまめな水飲み)
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ガムや飴(キシリトールなど)で唾液分泌を促す
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加湿器の使用(特に冬場や睡眠時)
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口呼吸を避け、鼻呼吸を意識する
④ 生活習慣の見直し
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規則正しい睡眠と食事(不規則な生活は神経の感受性を高めます)
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軽い運動やストレッチでストレスを緩和
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スマホやPCの使いすぎで疲労をためない
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日記やメモで症状の出やすい時間帯や食べ物を記録する(再発予防につながります)
最後に
舌痛症は、見た目では判断できないため、「気のせい」や「我慢するしかない」と誤解されがちです。しかし、れっきとした治療対象のある疾患です。
もしも舌の痛みや不快感でお困りの方がいらっしゃいましたら、どうぞ一度ご相談ください。
口腔内の健康を守る歯科医療の立場から、症状の原因を一緒に探り、適切な対応をサポートいたします😆
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