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舌痛症の対処法について②

大阪狭山市、富田林市、河内長野市にお住いの皆様こんにちは!こうち歯科金剛おとなこども矯正歯科です🦷✨

 

舌の痛みは、まず歯医者にご相談ください😄

一部の舌痛症の方では、冷たいものを口にすると一時的に症状が和らぐことがあります

これは、冷たさが次のような作用を持つためです:

✅ 冷たいものが舌痛症を和らげる理由(可能性)

1. 神経の過敏を一時的に鈍らせる

冷たさは、神経の感覚を一時的に麻痺・遮断する働きがあります。

→ ヒリヒリ・ピリピリといった異常な感覚を抑えることがあります。

2. 炎症や熱感を緩和

舌痛症の方は、**灼熱感(burning sensation)**を感じることが多いため、冷たい飲み物や食べ物でクールダウンされ、一時的な心地よさや安心感につながることがあります。

3. 意識を「冷たさ」に移す

冷たいものに意識が向くことで、痛みに対する意識が一時的にそらされることもあります(いわゆる注意の分散効果)。


❗注意点

ただし、以下の点には注意が必要です:

  • 冷たさは一時的な緩和であり、根本的な治療にはなりません

  • 極端に冷たいもの(氷、アイスの連続摂取など)を頻繁にとると、逆に粘膜を刺激して悪化することもあります

  • 歯に知覚過敏がある方や冷たいもので胃腸が弱る方は注意


💡おすすめの取り入れ方(無理のない範囲で)

  • 常温~やや冷たい水や麦茶をこまめに飲む

  • 冷やしたヨーグルトやゼリーなど、刺激の少ない食材を選ぶ

  • 口に含んでゆっくり溶かす氷片(刺激がない範囲で)


❄️ 冷たいものは「その場の痛みの対処」として有効な場合がありますが、常用はせず、医療的な治療や生活改善と併用することが大切です

ご自身の舌に合う温度や食材を見つけながら、慎重に取り入れてみてくださいね。

 

舌痛症に対して、ロキソニン(ロキソプロフェン)やカロナール(アセトアミノフェン)といった一般的な鎮痛薬(解熱鎮痛剤)は、あまり効果がないことが多いです。

✅ なぜ効きにくいのか?

舌痛症は、「舌がヒリヒリ・ピリピリと痛む」症状が出る病気ですが、これは**炎症やケガによる痛みではなく、神経の異常な過敏や感覚の錯覚(中枢性の神経障害性疼痛)**によるものです。

薬のタイプ 作用 舌痛症への効果
ロキソニン(NSAIDs) 炎症や腫れを抑える ✕ あまり効かない
カロナール(アセトアミノフェン) 熱や軽度の痛みを和らげる △~✕ 効果が薄い

つまり、**舌痛症は「普通の痛み止めが効かないタイプの痛み」**です。


✅ 舌痛症に使われる薬(医師の判断で処方)

舌痛症には、以下のような薬がよく使われます:

● 三環系抗うつ薬(アミトリプチリンなど)

神経の興奮を抑え、慢性痛に効果がある

● 抗てんかん薬(プレガバリン、ガバペンチンなど)

神経の痛みを緩和する目的で使用される

● 抗不安薬(ジアゼパムなど)

痛みの不安や自律神経の乱れに対処する

これらの薬は、「精神の病気に効く薬」と思われがちですが、実際には「神経由来の痛み」への治療薬として医科・歯科でも用いられています


✅ まとめ

薬の種類 舌痛症への有効性
ロキソニン ✕ 効果なしが多い
カロナール △ 軽い痛みにはまれに効果あり
神経調整薬(アミトリプチリンなど) ◎ 専門的に使われる

📌ワンポイント

ロキソニンやカロナールを飲んで「効かないから不安…」と感じる方も多いですが、それは薬の選択が合っていないだけで、あなたの痛みが「気のせい」なわけではありません。

もし長く続く舌の痛みにお悩みであれば、ご相談いただくことをおすすめします。

 
 

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