赤ちゃんの歯の健康は、乳歯の成長やケアを適切に行うことを通じて、将来の口腔全体の健康を守るための重要な基盤です。
乳歯は一時的なものに思われがちですが、実際には永久歯や全身の健康に大きく影響を与えます。
赤ちゃんの歯の健康についてのポイントを説明します。
赤ちゃんの歯の役割
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食べ物を噛む機能
乳歯は固形物を噛むために重要で、栄養をしっかり吸収するために必要不可欠です。 -
発音のサポート
正しい発音を身につけるためには、歯が正しい位置に生えることが必要です。 -
永久歯への準備
乳歯は、後に生える永久歯のスペースを確保する役割を果たします。乳歯の早期喪失が永久歯の歯並びに影響を与えることがあります。
赤ちゃんの歯が生える時期
赤ちゃんの歯(乳歯)は、生後6か月ごろから生え始め、通常は2歳半から3歳頃までに20本すべてが揃います。
- 下の前歯(中切歯)が最初に生えることが多いです。
- その後、上の前歯や奥歯が順番に生えていきます。
歯が生えるタイミングや順番は個人差があるので、少し遅くても過度に心配する必要はありません。
赤ちゃんの歯と全身の健康の関係
赤ちゃんの歯の健康が損なわれると、食事や成長にも悪影響を及ぼします。
また、乳歯の虫歯が進行すると、永久歯の発育にも影響する可能性があります。
口腔ケアは、赤ちゃんの全身の健康を守るための第一歩です。
当院では、生後4カ月の歯が生える前から口腔ケアを実施しており、歯ブラシに慣れる習慣作りをご指導させていただいております。
フッ素の活用
ご自宅でフッ素入り歯磨きジェルの使用や、歯科医院でのフッ素塗布を併用すると虫歯予防に効果的です。
定期的な歯科検診
3ヶ月に1回定期検診を受けるのが理想的です。
バランスの良い食事
おやつの時間を決めたり、砂糖の多い食べ物や飲み物を控えたりすることで虫歯のリスクを下げられます。
このようなご指導も検診の中でお伝えさせていただいております。
赤ちゃんは診療チェアーではなく、ベビールームで診させていただきます。