大阪狭山市のこうち歯科金剛おとなこども矯正歯科のブログ&コラム

ご予約・問い合わせ:072-289-8148 月〜土9:00-18:00(木日祝 休診)
24時間受付 web予約

ブログ&コラム

上唇小帯(上唇と歯茎をつなぐスジ)について

  • 赤ちゃん歯科

**上唇小帯(じょうしんしょうたい)**とは、上唇と歯ぐきをつなぐヒダ状の組織のことです。

上唇をめくると、前歯の中央付近にある細いスジのような部分を指します。

上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは? – 明石市大久保町の歯医者・歯科 | あかね歯科クリニック|小児歯科|上唇小帯

上唇小帯の役割

  • 上唇と歯ぐきをつなぎ、口の動きを補助する
  • 乳児の授乳や発音に関与する
  • 歯並びや口腔機能の発達に影響を与えることがある

上唇小帯の問題点

1. 上唇小帯強直症(過成長)

上唇小帯が異常に厚く、長く成長すると、次のような問題が生じることがあります。

  • 正中離開(すきっ歯)
    上唇小帯が歯の間まで伸びていると、前歯が開いてしまうことがあります。
  • 授乳のしづらさ
    乳児期では、唇の動きが制限されることで、うまく母乳やミルクを吸えないことがあります。
  • 発音の問題
    「フ」「バ」「パ」などの発音に影響を与える場合があります。

2. 上唇小帯の短縮

逆に、上唇小帯が短すぎると、口の開閉や表情の動きが制限されることがあります。

治療方法

  • 経過観察
    軽度であれば、成長とともに自然に伸びることが多いです。
  • ストレッチやマッサージ
    赤ちゃんの場合、口を動かす練習やストレッチが有効なこともあります。
  • 上唇小帯切除術
    過度に発達した上唇小帯を、レーザーやハサミで切除する手術が行われることがあります。小児や成人で歯科矯正を妨げる場合に実施されることが多いです。

 

上唇小帯は通常問題になりませんが、発達が異常な場合は歯並びや発音に影響を与えることがあります。

気になる場合は、一度ご相談ください。